奈良発 オレたちシカをなめるなよ!


まだ読んでも、本屋で手にもとってもいませんが、
日曜日(7/18)の新聞広告をみてびっくり、なんですかこのタイトル!!

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『私の話』

で早速、読んでみた。
小説の中にでてくるやさしさは、こんな不器用さや怒りのなかで感じた人のあたたかさから生まれたのかもしれない。

タクシーの運転手さんから『さいはての二人』の『遮断機』のおじいを連想させる。『遮断機』を読んでいておじいのように見守ってくれるのは、私にとって祖母かなとふと思い出していたら、『私の話』の中にでてきた祖母の話。

私も祖母に対して罪悪感をもっている。
自分の頑固さは祖母譲りだと勝手に思っているが、その祖母の泣き声を一度だけ聞いたことがある。トイレへつづく廊下でうずくまり泣いていた。
寝たきりになるまえの思うように体を動かせない自分自身への怒りなのか、そんな祖母を手をかすこともできず扉の向こうでじっとしている孫に対する怒りなのか。私はあの祖母が泣いていることに驚きかたまって動くことができなかった、あるいはみてはいけないと思ったからかじっとしていた。
その後どうしたのか覚えていないが、あのシーンだけはいまだに忘れることができない。その後、祖母は寝たきりになったが私はすぐ上京してしまったので、数回帰省した時に会っただけで亡くなった。
下に妹や弟がいるとどうしてもおばあちゃん子になってしまう。それなのに私は何もしてあげることができなかった。鷺沢さんが抱いた痛みとは比べられないほど小さな小さな痛みだけれど。。。
なぜか子供のころから多数派に入ることができなかったせいなのか怒りにも共感。

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『さいはての二人』『ありがとう』

日曜日、美容室で読んでいた雑誌に広告がのっていてふと気になり、帰り本屋によってすぐ2冊買ってしまった。

『ありがとう』は未発表を集めたエッセイ集。『葉桜の日』は読んだことがあったのだが、特に強い印象は残っていなかった。プロフィールをみてそういえば同学年だったんだということに気づく。そう思って読んだせいなのか、それとも同じように生き方が不器用なせいなのか妙に同じ感覚がした。

『さいはての二人』は大泣き。一緒にいると不安が消える人と出会えることは幸せです。
おじいの「よくがんばったよ」の一言は私の心も少しかるくしてくれた。



著者: 鷺沢 萠

Amazonみてたら、広告みて読みたかったのは『私の話』だったようで、明日買って読もう!

鷺沢萠さんが亡くなったは、最近で今年のことだと思っていたら、昨年(2004年)の4月で、1年半もたっていたことにびっくり。この時もかなりショックだったのだけれど、同じようにショックだったのは戸川京子さん。そんなことをふと考えていたら、本田美奈子さんの訃報。。。同じような年代の人の死は何を教えたがっているのだろうか?

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ガラスの仮面42巻
美内すずえ

全巻所有している私にとってこれは買わずにいられない。

発売日の16日、仕事に行く前に購入して電車の中で読み終わる。
以前、『花とゆめ』などに連載中にチェックしていたので内容はなんとなく覚えている。
たしか『紅天女』の試演が終わったが、どちらが主役かはっきりしないまま連載が途絶えたような気がする。
なので、42巻を読む限りまだまだ続いて50巻はこえるに違いない。

連載当時はカメラ付き携帯というか、携帯自体をもっている人が少ないころだったから、かなり加筆というか全て書き直したような気がする。連載当時のままのものと読み比べてみたい!
ファンの中には当時の『花とゆめ』を保存していて読み比べている人がいそうな気がするが。。。。

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ペンギンジャンプ
さかざき ちはる

なかなかよい!
ぺんぎんのかわいらしさとかなしさがしみじみとイラストから伝わってくる。

ペンギングッズが欲しくなり、早速、ショッピングができる「Suica」に交換。
顔のクッションをねらって。。。

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片想いさん 恋と本とごはんのABC
坂崎千春

JR東日本のSuicaのペンギンのイラストを書いているさかざきさんのエッセイ。

本屋でペンギンの絵本を探していてたまたま手にとった。
自分と年令だけでなく考え方や不器用なところが似ていてますますファンに。
落ち込んだ時に助けてくれる本がまた一冊増えた。

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茶色の朝
フランク・パヴロフ

どのようにゆでがえるになるかというお話。
やはり「全員一色」ではなく「一人百色」!

「戦争のつくりかた」あわせてどうぞ

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戦争のつくりかた
りぼん・ぷろじぇくと

子供のころ「なぜ当時の大人は戦争を止められなかったのだろう」と不思議だった。
だから、その理由を知りたくて日本史を専攻したのかもしれない。

あのころと同じ空気だと当時を知る人は口々に言う。
その空気を体験していない、戦争を知らない世代が否定できるのだろうか?
できることは「しかたがない」とあきらめることなく、疑いつづけることだけ。

「茶色の朝」とあわせてどうぞ

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